・・・ 四 ところが、二三日前ある本をさがしに東京堂へ行ったら「文章学・創作心理学序論」という一冊の本が目につき、目次を見ると、文章の類型と作家という章に谷崎潤一郎氏と志賀直哉氏という項があり、今度の本の著者波多・・・ 宮本百合子 「芸術が必要とする科学」
・・・『科学者と詩人』とは訳者の調子がわざわいしてやや甘たるいところが過重せられていると信じるが面白うございます。序論を一二頁よんだだけであるけれども。この次この人の『科学と仮説』を入れましょう。こちらの訳をしたひとは平林氏ではないから文体も・・・ 宮本百合子 「獄中への手紙」
序論 三つの段階 新聞・通信・ラジオ 出版 雑誌 書籍 教育 国字・国語 宗教 科学 文学 映画・演劇 音楽 ・・・ 宮本百合子 「今日の日本の文化問題」
・・・ 古代奴隷社会を説きつつ、この著者が、昨今日本の反動的な一部の文芸家によって極めて悪質に利用されている「経済学批判の序論」の末尾でマルクスがギリシャ芸術の「順当な」達成にふれて云っている言葉を、決してマルクス自身「絶対的に美化していない・・・ 宮本百合子 「新島繁著『社会運動思想史』書評」
出典:青空文庫