底意地(そこいじ)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・彼はその書留を受けとったとき、やはり父の底意地のわるさを憎んだ。叱るなら叱るでいい、太腹らしく黙って送って寄こしたのが気にくわなかった。十二月のおわり、「鶴」は菊半裁判、百余頁の美しい本となって彼の机上に高く積まれた。表紙には鷲に似た鳥がと・・・
太宰治
「猿面冠者」
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・・・ ソヴェト同盟の大衆にとって、こういう種類の諷刺が、ほんとの諷刺としてうけとれず、そこにブルガーコフの傍観主義や底意地のわるい嘲弄を感じたのは、むしろ自然であった。 大体、文学をこめてのプロレタリア芸術一般にとって、諷刺的手法が正し・・・
宮本百合子
「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
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