えんぎきゃく【延喜格】
弘仁格 (こうにんきゃく) ・貞観格 (じょうがんきゃく) 以降の詔勅・官符を集大成したもの。12巻。三代格の一。藤原時平・紀長谷雄 (きのはせお) らが編集。延喜7年(907)成立。一部を除き、現存しない。
えんぎしき【延喜式】
弘仁式・貞観式以降の律令の施行細則を取捨・集大成したもの。50巻。三代式の一。延喜5年(905)醍醐天皇の勅により藤原時平・忠平らが編集。延長5年(927)成立。康保4年(967)施行。 堅苦しいことを言う人をあざけっていう語。「あらむつかしの論語風や。あら嫌の—や」〈仮・浮世物語・二〉
えんぎのち【延喜の治】
延喜年間、醍醐天皇の治世をいう。天暦 (てんりゃく) の治とともに天皇親政の最も充実していた時代として並び称された。