当て／宛（あて）の意味・使い方

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

あて【当て／宛】
の解説

［名］

１行動の目当て。目標。目的。「―もなくうろつく」

２将来に対する見通し。先行きの見込み。「借金を返す―がない」

３心の中で期待している物事。頼り。「父からの援助は―にできない」

４酒に添える食べ物。肴 (さかな) 。つまみ。「酒の―」

５借金のかた。抵当。
1. 「此指環…を―に少し貸して頂戴な」〈魯庵・社会百面相〉

６（他の語の下に付いて）
1. ㋐保護するためにあてがうもの。「ひじ―」「すね―」
2. ㋑ぶつけあうこと。「鞘 (さや) ―」

［接尾］（宛）名詞・代名詞に付く。

１配分する数量・割合を表す。あたり。「ひとり―二個」

２送り先・差し出し先を示す。「下宿―に荷物を送る」

類語

当ての前後の言葉

当ての例文(36)

出典：青空文庫

･･･遠藤は鍵穴に眼を当てたまま、婆さんの答を待っていました。すると婆･･･芥川竜之介「アグニの神」
･･･取って、ぴたりと額に当てられた時は、小僧は悚然として震上った･･･泉鏡花「絵本の春」
･･･またしばらく額を枕へ当てたまま打つ伏せになってもがいている。　全･･･伊藤左千夫「隣の嫁」

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