当たりを付ける
見当を付ける。「—・てから取り組む」
当たりを取る
1 興業・商売などで、企画したことが好評を得て成功する。「人情喜劇で—・る」 2 およその見当をつける。「お熊が亭主といふことは、—・って置いたのだ」〈伎・灯籠菊桐〉
あたりあい【当たり合ひ】
ちょうどその場にあること。ありあわせ。ありあい。「—の枕引き寄せ、大いびきして」〈浮・俗つれづれ・一〉
あたりぎ【当(た)り木】
「擂 (す) り粉木 (こぎ) 」の忌み詞。「すり」を嫌っていう。
あたりきょうげん【当(た)り狂言】
評判がよく、客の入りのよい芝居狂言。
あたりくじ【当(た)り籤】
1 くじ引きなどで、当たったくじ。 2 くじ引きで、大物景品が当たる特定のくじ。
あたりげい【当(た)り芸】
その俳優が演じると、いつも好評を博する芸。
あたりさわり【当(た)り障り】
他に悪い影響を与える事柄。差し障り。「—のない話題を選ぶ」 [補説]多くは「当たり障りがない」「当たり障りのない」の形で使う。
あたりどし【当(た)り年】
1 農作物の収穫量の特に多い年。「桃の—」 2 特によいことが多く、思いどおりになる年。「結婚はする、課長にはなる、全く君の—だ」 [補説]2は、よいことの多くある年について言うのが本来の使い方だが、近年では「台風の当たり年」などと言うこともある。
あたりばこ【当(た)り箱】
「硯箱 (すずりばこ) 」の忌み詞。「すずり」の「すり」を嫌っていう。