彼処／彼所（あそこ）とは？意味・読み方・使い方

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あそ‐こ【^▽彼^▽処／^▽彼^▽所】
の解説

［代］

１遠称の指示代名詞。話し手と聞き手の双方が承知している場所や状況、人などをさす。
1. ㋐あの場所、または、例の場所。あすこ。「—に見える店」「また—で待ってるよ」
2. ㋑あのような程度。あれほど。「—まで仲が悪いとは思わなかった」

２三人称の人代名詞。あの人。彼。
1. 「此の事—と少将ともろ心に」〈宇津保・嵯峨院〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

彼処の前後の言葉

彼処の例文(29)

出典：青空文庫

･･･義者の正義であろう。彼処に房のついた長剣がある。あれは国家主義者･･･芥川竜之介「侏儒の言葉」
･･･れとても朧気ながら、彼処なる本堂と、向って右の方に唐戸一枚隔てた･･･泉鏡花「一景話題」
･･･拮蟠して、枝を低く、彼処に湧出づる清水に翳す。……　そこに、青き･･･泉鏡花「瓜の涙」

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