徒事/只事/唯事(ただごと)
の例文・使い方・用例・文例(12)
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・・・火元はどっちだと消しに集ったので、明治初年の東北の深い夜の闇を一台のランプは只事ならぬ明るさで煌々と輝きわたった次第であった。得意の繭紬の蝙蝠傘も曾祖母はバテレンくさいと評した由。 北海道開発に志を遂げなかった政恒は、福島県の役人になっ・・・
宮本百合子
「明治のランプ」
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・・・しかしそれは徒事であった。 F君は芸者の詞を真実だと思って、そのまま私に話したのであった。私は驚いた。そして云った。「日本の女は横著なようで、おとなしい。それが西洋人であったら、きっと肉迫して来たのだ。すると君だって、Wilhelm が・・・
森鴎外
「二人の友」
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