《「連 (つ) れ連 (づ) れ」の意》

[名・形動]
  1. することがなくて退屈なこと。また、そのさま。手持ちぶさた。「読書をして病床の—をまぎらわす」

    1. 「—な舟の中は人々の雑談で持切った」〈藤村破戒

  1. つくづくと物思いにふけること。

    1. 「—も慰めがたう、心細さまさりてなむ」〈・賢木〉

  1. しんみりとして寂しいこと。また、そのさま。

    1. 「いと—に人目も見えぬ所なれば」〈東屋

[副]
  1. 長々と。そのままずっと。

    1. 「—と降り暮らして、しめやかなる宵の雨に」〈・帚木〉

  1. しんみりと寂しいさま。

    1. 「—とこもり居りけり」〈伊勢・四五〉

  1. よくよく。つくづく。

    1. 「言ふ顔—うちながめ」〈浄・手習鑑

出典:青空文庫

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