御免蒙る
《「御免を蒙る」とも》 1 相手の許しを得る。「ちょっと—・って入らせてもらいます」 2 相手の許しを得て退出する。失礼する。「ひとまず—・って出直してこよう」 3 嫌だと断る。「面倒なことは—・る」
ごめんかご【御免駕籠】
江戸時代、奉行の許可を得て町医者や金持ちの町人などが用いた自家用の駕籠。「—はじめて乗って首を出し」〈柳多留・六〉
ごめんがわ【御免革】
1 《足利義満が紫色の錦革 (にしきがわ) を好み、その使用を一般に禁じたところから》錦革の紫地以外のもの。 2 ⇒正平革 (しょうへいがわ)
ごめんください【御免下さい】
[連語] 1 他家を訪れて案内を乞 (こ) うときの言葉。また、人と別れるときにも言う。 2 丁寧にわびるときの言葉。「お気に障ったら真平 (まっぴら) —」〈二葉亭・浮雲〉
ごめんげた【御免下駄】
宮中で雨天の際、特に履くことを許された畳付きの楕円形の駒下駄。宮中での履物は草履に限られていたところからいう。
ごめんなさい【御免なさい】
[連語] 1 自分のあやまちをわびるときの言葉。「—、もう二度としません」 2 自分の失礼に対して許しを乞 (こ) うときの言葉。「お忙しいのにお邪魔して—」
ごめんひつ【御免筆】
御家流 (おいえりゅう) 。また、その免許を受けた者。
ごめんいわい【御免祝(い)】
大相撲で、本場所の開催を祝う会。古くは、勧進相撲で官許を得たことを祝ったものをいう。
ごめんふだ【御免札】
相撲で、本場所の開催日を告げるために興行場の近くに立てる木札。古くは、勧進相撲で官許を得た印として掲げられたもの。
ごめんあそばせ【御免遊ばせ】
[連語]女性語で、許しを乞うときの言葉。ごめんなさい。→遊ばせ言葉