ひつぜんせい【必然性】
1 必ずそうなると決まっていて、それ以外にはありえないという要素・性質。「—に欠けるストーリー」「—がある」 2 哲学の用語。 ㋐(自然的必然性)自然現象が法則性・因果性によっていること。 ㋑(道徳的必然性)道徳法則を遵守することが義務として命令されていること。 ㋒(論理的必然性)判断の確実の程度が最も強く、主語が必ず述語と結合していること。また推理で、結論が前提から論理法則に従って導き出されていること。
ひつぜんてき【必然的】
[形動]必ずそうなるさま。「—な結果」
ひつぜんはんだん【必然判断】
論理学で、判断の様相の一。主語と述語の関係が必然性をもつことを示す判断。「sは必ずpである」という形式をとる。→実然判断 →蓋然 (がいぜん) 判断
ひつぜんろん【必然論】
⇒決定論 (けっていろん)