ねんぶつおうじょう【念仏往生】
仏語。一心に阿弥陀仏を念じ、または名号 (みょうごう) を唱えて、極楽に往生すること。→諸行往生
ねんぶつおどり【念仏踊(り)】
太鼓・鉦 (かね) などを打ち鳴らし、節をつけて念仏や和讃 (わさん) を唱えながら踊ること。また、その踊り。空也上人が始め、鎌倉時代に一遍上人によって広められたものという。のち芸能化して、近世初期には女歌舞伎にも取り入れられた。空也念仏。踊り念仏。
ねんぶつこう【念仏講】
1 仏教で、念仏を修行する信者の集まり。念仏を行う講中。のち、頼母子講 (たのもしこう) と同様なものに変わった。 2 輪姦 (りんかん) すること。「無住のあき寺、お娘を正坐に取りまいて、—をはじめるつもり」〈人・梅児誉美・初〉
出典:青空文庫
・・・れば、恵心の御房も、念仏読経四威儀を破る事なかれと仰せられた。翁・・・ 芥川竜之介「道祖問答」
・・・後に残して、喘ぎ喘ぎ念仏を申しながら、竹杖をつく間もまだるこしそ・・・ 芥川竜之介「竜」
・・・ラは心の中で主の祈を念仏のように繰返し繰返しひたすらに眼の前を見・・・ 有島武郎「クララの出家」
出典:gooニュース
川西大念仏剣舞保存会、継承と発展を誓う 奥州で記念行事
奥州市の川西大念仏剣舞保存会(菅原賢一会長)は8日、同市衣川の衣里地区センターで、国重要無形民俗文化財指定30周年と国連教育科学文化機関(ユネスコ)無形文化遺産登録の記念行事を開いた。関係者は地域と重ねた歴史をかみしめ、継承と発展を誓った。 伝統の装束をまとった保存会員たちが「六人怒者(いかもの)」「魔王」「入剣舞」「押込(おっこみ)」の4演目を披露。
激しく体揺らし「坂東曲」 親鸞命日に念仏、東本願寺
京都市下京区にある真宗大谷派の本山・東本願寺で、宗祖親鸞の命日に当たる28日、僧侶らが体を前後左右に激しく揺らしながら念仏を唱える「坂東曲」の法要が営まれた。親鸞をしのぶ8日間の「報恩講」の締めくくり。 坂東曲の起源は一説には、親鸞が越後(現在の新潟県)に流される途中、荒波にもまれながらも船上で念仏を唱えた姿を再現したとされる。
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