おもわ‐ず〔おもは‐〕【思わず】

の解説

［副］

1. １ そのつもりではないのに。考えもなく。無意識に。「—かっとなる」「うれしくて—跳び上がる」

1. ２ 思いがけず。意外なことに。

   1. 「四鳥の塒 (ねぐら) に親と子の、—帰り逢ひながら」〈謡・雲雀山〉

［形動ナリ］

1. １ 思いのほか。意外。案外。

   1. 「かかる世を見るより外に、—なる事は何事にか」〈源・須磨〉

1. ２ 心外である。期待がはずれて気に入らない。

   1. 「いかが、世の中さびしく、—なる事あるとも忍び過ぐし給へ」〈源・若菜下〉

類語

• うっかり
• つい
• 知らず知らず(しらずしらず)

関連語

• 無意識(むいしき)
• ひょっと

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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