きゅうせいアルコールちゅうどく【急性アルコール中毒】
短時間に多量のアルコール飲料を摂取したときに生じる、エチルアルコールの中毒。症状には個人差があるが、一般に血中アルコール濃度が0.4パーセントを超えると昏睡 (こんすい) 状態に陥り、死に至る可能性が高まるとされる。→アルコール中毒
きゅうせいかいはくずいえん【急性灰白髄炎】
感染症予防法の2類感染症の一。ポリオウイルスが経口的に感染し、中枢神経の主として脊髄 (せきずい) の灰白質をおかす病気。小児に多く、かぜに似た症状のあと、手足の麻痺 (まひ) が生じる。日本では予防に生ワクチンが用いられたが、平成24年(2012)以降、ウイルスを不活化させたIPVというワクチンが用いられ、現在では発症はまれ。ポリオ。脊髄性小児麻痺。
きゅうせいかんいしゅくしょう【急性肝萎縮症】
肝臓が広範囲にわたって急激に機能障害を起こし、縮小する病状。劇症肝炎でみられる。
きゅうせいかんせんしょう【急性感染症】
感染症のうち、発病・進行の経過が急であるもの。麻疹 (はしか) ・インフルエンザ・腸チフス・赤痢 (せきり) ・コレラなど。急性伝染病。
きゅうせいさんざいせいのうせきずいえん【急性散在性脳脊髄炎】
⇒アデム(ADEM)
きゅうせいしっかん【急性疾患】
症状が急に起こり、その進み方が速い病気。急性病。→慢性疾患
きゅうせいストレスしょうがい【急性ストレス障害】
強度のストレスを感じたあとに起こる精神障害。心的外傷後ストレス障害(PTSD)と同じような症状を呈するが、症状が1か月程度で収まるもの。それ以上継続する場合は、PTSDである可能性を考慮する。ASD(acute stress disorder)。
きゅうせいちゅうじえん【急性中耳炎】
ウイルスや細菌の感染によっておきる中耳の炎症。風邪などの合併症として起こることが多く、小児に多くみられる。耳が痛んで鼓膜が腫れるが、ほとんどは抗生物質や非ステロイド性抗炎症薬によって治癒する。痛みや熱、腫れがひどいときには、鼓膜を切開して滲出液を排出する。
きゅうせいでんせんびょう【急性伝染病】
⇒急性感染症
きゅうせいびょう【急性病】
「急性疾患」に同じ。