1 恥ずかしいと思う。面目なく思う。「世間に―・じる」「軽率な発言を―・じる」
2 (多く打消しの形で用いる)名誉などを傷つける。ひけをとる。「学校の名に―・じない行動」
3 恥ずかしく思って遠慮する。はばかる。
「白髪も―・ぢず出で仕へけるをこそ」〈源・澪標〉
出典:青空文庫
・・・二 書生の恥じるのを欣んだ同船の客の喝采は如何に俗悪を極めていたか・・・ 芥川竜之介「侏儒の言葉 」
・・・い体を見ると、臆病を恥じる気が起ったからです。けれどもしまいには黒・・・ 芥川竜之介「白 」
・・・彼は私が私の不明を恥じるだろうと予測していたのであろう。あるいは一・・・ 芥川竜之介「沼地 」