[動マ五(四)]
  1. ひどい仕打ちをした相手を憎く思う気持ちをもちつづける。「冷たい態度を―・む」

  1. 自分の思うようにならない状況に不満や悲しみを持ちつづける。「世の中を―・む」

  1. (憾む)望みどおりにならず、残念に思う。「機会を逸したことが―・まれる」

[動マ上二]
  1. 1に同じ。

    1. 「世の中はいかに苦しと思ふらむここらの人に―・みらるれば」〈古今・雑体〉

  1. ぐちを言う。

    1. 「花散らす風の宿りは誰か知る我に教へよ行きて―・みむ」〈古今・春下〉

  1. 無念を晴らす。仕返しをする。

    1. 「入道相国朝家を―・み奉るべき事必定と聞こえしかば」〈平家・三〉

[補説]中世までは上二段活用、近世になって四段活用に転じた。

出典:青空文庫