いしゅうち【意趣討ち】
恨みを晴らすために、その相手を討ち取ること。意趣斬り。「—か時の口論か」〈浄・川中島〉
いしゅがえし【意趣返し】
[名](スル)恨みを返すこと。しかえし。復讐 (ふくしゅう) 。「明日学校で—されると云う恐れがあるので」〈谷崎・少年〉
いしゅぎり【意趣斬り】
恨みによって人を斬ること。いしぎり。「脳を打ち砕き、とどめを刺してござるが、—か」〈伎・幼稚子敵討〉
いしゅばらし【意趣晴(ら)し】
しかえしをして恨みを晴らすこと。
いしゅふし【意趣節】
《「節」は苦情の意》恨みになるようなところ。恨みや難くせ。「閑心さまも、長兵衛も、切れてしまへば—ないといふもの」〈伎・吾嬬鑑〉