愛しい(いとしい)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・彼と云う、我ただ一人の愛しい人は私に、ひたすら、涙を流させるために私の前に現れたのか 涙ながれちるわが涙どこにそそごう――私の愛す人の胸は遠くかたく涙にとけるとも思えない。ああ わが涙――・・・
宮本百合子
「初夏(一九二二年)」
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・・・というと、さも見下果たという様子を口元にあらわして、僕の手を思い入れ握りしめ、「どうしてどうしてお死になされたとわたしが申た愛しいお方の側へ、従四位様を並べたら、まるで下郎を以て往たようだろうよ」と仰有ってまたちょっと口を結び、力のなさそう・・・
若松賤子
「忘れ形見」
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