あたごごけ【愛宕苔】
クラマゴケの別名。
あたごじんじゃ【愛宕神社】
京都市右京区にある神社。祭神は、本宮に稚産日命 (わくむすびのみこと) ほか四神、若宮に雷神 (いかずちのかみ) ほか二神。防火の神として信仰される。全国愛宕神社の総本社。愛宕権現。 東京都港区にある神社。慶長8年(1603)に京都の愛宕神社の分霊を勧請 (かんじょう) 。芝愛宕山。
あたごびゃくさん【愛宕白山】
[感]《「山城の愛宕権現と、加賀の白山 (はくさん) 権現よ、照覧あれ」の意》固い決意を表す誓いの言葉。あたごはくさん。「—、指もささば堪忍せぬと詰めかくる」〈浄・百日曽我〉
あたごまいり【愛宕参り】
愛宕神社に参詣すること。
あたごやま【愛宕山】
京都市右京区にある山。標高924メートル。東の比叡山 (ひえいざん) と相対する。山頂に愛宕神社がある。あたごさん。 東京都港区芝公園北方の小丘陵。標高26メートル。山頂にある愛宕神社への石段は、曲垣平九郎 (まがきへいくろう) が馬で上下した講談で知られる。大正14年(1925)日本最初のラジオ放送所が開設された地。 千葉県南部、鴨川市と南房総市の境にある山。房総丘陵南部にあり、標高408メートルで千葉県の最高峰。山頂からは太平洋・東京湾が一望できる。
あたごれんが【愛宕連歌】
⇒愛宕百韻
あたごひゃくいん【愛宕百韻】
天正10年(1582)、本能寺の変の直前に、明智光秀が京都愛宕山の威徳院で興行した連歌。光秀の発句「時は今あめが下知る五月かな」は、「雨が下」と「天が下」をかけて謀反の決意を示したものともいわれ有名。参加者は他に明智光慶 (みつよし) 、里村紹巴、猪苗代兼如など。