1 慎むこと。控えめに振る舞うこと。「―のない人だ」「―を忘れた行為」
2 江戸時代、武士や僧侶に科した刑罰の一。家の内に籠居 (ろうきょ) して外出することを許さないもの。謹慎。
3 物忌み。斎戒 (さいかい) 。
「いみじき御―どもをし給ふしるしにや」〈源・明石〉
出典:青空文庫
・・・どうか御慎み第一に、御他出なぞなさいませんよう。」と、こう云った・・・ 芥川竜之介「忠義 」
・・・ほどを忘れないように慎み深くするのが上分別です。一同 そうなさい・・・ 芥川竜之介「三つの宝 」
・・・その、もの静に、謹みたる状して俯向く、背のいと痩せたるが、取る年・・・ 泉鏡花「一景話題 」