《「梃子前 (てこまえ) 」からという》江戸祭礼余興に行われた舞。のち舞は絶え、特殊男装をした女性が、男髷 (おとこまげ) に片肌ぬぎで腹掛け・たっつけ袴 (ばかま) ・脚絆 (きゃはん) などをつけ、紺たび・わらじをはき、花笠を背に掛け、鉄棒 (かなぼう) を引き、牡丹 (ぼたん) を描いた黒骨の扇を持ってあおぎながら木遣 (きや) りなどを歌って、山車 (だし) や神輿 (みこし) の前を練り歩くもの。もとは氏子の娘たち、のちには芸妓などが扮 (ふん) した。

出典:青空文庫

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。