手形（てがた） の意味

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出典：デジタル大辞泉（小学館）

て‐がた【手形】
の解説

  1. １ 手の形。物についた、手の形の跡。「たたかれた背中に手形が残る」

  1. ２ てのひらに墨などを塗って、紙などに押した手の形。昔は、文書に押して後日の証拠とした。「力士の手形の色紙」

  1. ３ 一定の金額の支払いを目的とする有価証券。為替手形・約束手形の総称。広義には、小切手を含む場合もある。「手形を割り引く」

  1. ４ 関所手形のこと。

  1. ５ 印形を押した証文・証明書など。

    1. 「当座借りの金銀、―なしの事なれば」〈浮・織留・一〉

  1. ６ 牛車 (ぎっしゃ) の方立 (ほうだて) や、馬の鞍 (くら) の前輪 (まえわ) の左右につけてあるくぼみ。手をかけるためのもの。

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手形 の例文(9)

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  • ･･･雑木山を控えた、鍵の手形の総二階に、あかりの点いたのは、三人の客･･･ 泉鏡花「貝の穴に河童の居る事 」

  • ･･･はない、やはり一種の手形じゃまでなのであろう。徹底して観ずれば骨･･･ 幸田露伴「骨董 」

  • ･･･えるのと同じ恰好の叉手形の網で、しかもそれよりきわめて大形のを遠･･･ 寺田寅彦「鴫突き 」

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