手斧/釿(ちょうな)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・殿様御前に出て、鋸、手斧、鑿、小刀を使ってだんだんとその形を刻み出す。次第に形がおよそ分明になって来る。その間には失敗は無い。たとい有ったにしても、何とでも作意を用いて、失敗の痕を無くすことが出来る。時刻が相応に移る。いかに物好な殿にせよ長・・・
幸田露伴
「鵞鳥」
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・・・この辺まで入り込んでみれば、ますます釘を打つ音や手斧をかける音が聞えてくるのである。 梯子を登るあとから給仕がついて来た。どの室かと迷って、うしろをふりかえりながら、渡辺はこういった。「だいぶにぎやかな音がするね」「いえ。五時に・・・
森鴎外
「普請中」
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