才覚(さいかく)
の例文・使い方・用例・文例(22)
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・・・しかし跡五十両の才覚が出来ない。そこで百五十両は高くはないと思いながら、商人にいろいろ説いて、とうとう百三十両までに負けて貰うことにして、買い取る約束をした。三十両は借財をする積なのである。 伊織が金を借りた人は相番の下島甚右衛門と云う・・・
森鴎外
「じいさんばあさん」
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・・・なぜかと言えば、侍のうち、「剛強にして分別才覚ある男」は、上の部であるが二%にすぎず、「剛にして機のきいたる男」は、中の部であるが六%にすぎず、「武辺の手柄を望み、一道にすく男」は、下の部であっても一二%にすぎず、あと八〇%は「人並みの男」・・・
和辻哲郎
「埋もれた日本」
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