ちゅうしょうか【抽象化】
[名](スル)抽象的にすること。「五大陸を—して表現した五輪旗」
ちゅうしょうが【抽象画】
事物の写実的な再現ではなく、点・線・面・色彩それ自体のもつ表現力を追求した非具象的な絵画。
ちゅうしょうがいねん【抽象概念】
事物・事象の具体的全体から一般的性質をもつ部分を抽象したものを示す概念。⇔具体概念。
ちゅうしょうげいじゅつ【抽象芸術】
現実の対象の再現を意図せず、色・形・量感など造形要素それ自体のもつ可能性を追求する芸術。20世紀初頭に始まる。抽象美術。アブストラクトアート。
ちゅうしょうだいすうがく【抽象代数学】
抽象的な要素の集合としての代数系を取り扱う現代数学の一部門。群・環・体などが対象となる。
ちゅうしょうてき【抽象的】
[形動] 1 いくつかの事物に共通なものを抜き出して、それを一般化して考えるさま。「本質を—にとらえる」 2 頭の中だけで考えていて、具体性に欠けるさま。「—で、わかりにくい文章」⇔具象的/具体的。
ちゅうしょうひょうげんしゅぎ【抽象表現主義】
《abstract expressionism》第二次大戦後、米国で興ったアクションペインティングをはじめとする非幾何学的な抽象絵画の総称。広くは欧州で興った同傾向のアンフォルメルなどを含む。
ちゅうしょうめいし【抽象名詞】
名詞の分類の一。抽象的概念を表す名詞。「勇気」「平和」など。
ちゅうしょうろん【抽象論】
物事の実体・具体性を備えていない、単に頭の中で考えられただけの意見や考え。
ちゅうしょうしゅぎ【抽象主義】
20世紀初頭に始まり現在に至る抽象芸術の一連の動き。