はさみいた【挟み板】
1 物を挟む板。 2 門の袖に取り付けた板。
はさみうち【挟み撃ち】
[名](スル)両側から挟むようにして攻撃すること。挟撃 (きょうげき) 。「敵を谷で—する」
はさみおび【挟み帯】
「挟み結び」に同じ。
はさみかせ【挟み械】
掘っ立て柱が傾いたり沈んだりするのを防ぐため、根もとに渡す横材。根械 (ねかせ) 。
はさみがみ【挟み紙】
1 書物などの必要な箇所に、注意のために挟む紙片。しおり。 2 重ねた品物を保護する目的で間に挟み込む紙。
はさみゲージ【挟みゲージ】
限界ゲージの一。棒材を挟むように当てて外径を測定する工具。スナップゲージ。
はさみことば【挟み詞/挿み語】
1 文章の間に挟み込む言葉。挿入句。 2 江戸時代、多く遊里で行われた隠語の一種。言葉の各音節の間に、他の音節を挟んでいうもの。ふつう前の音と同じ段のカ行の音節を挟む。「あきれたひと」を「あカきキれケたカひキとコ」というなど。のちに、子供の言葉遊びとなり、現代ではバ行音を挟むものなどがある。唐言 (からこと) 。
はさみじょう【挟み状】
直訴 (じきそ) するとき、竹の先や木の枝などに挟んで、高くささげて差し出す書状。
はさみしょうぎ【挟み将棋】
将棋の駒を用いる遊びの一。双方、将棋盤面の最下段に九つの駒を並べ、これを交互に縦または横に動かし、敵の駒を前後左右から挟んで取る。早く敵の駒を取り尽くしたほうを勝ちとする。
はさみだけ【挟み竹】
1 一端を割って物を挟むようにした竹。 2 衣類を2枚の板で上下から覆い、それをさらに竹で挟んで従者に担い持たせたもの。のちの挟み箱。 3 書物などの間に挟んで、目印とした竹。夾算 (きょうさん) の類。