[動ガ下一][文]ささ・ぐ[ガ下二]《「さしあぐ」の音変化》
  1. 両手に持って目の高さより上にあげる。「優勝カップを高々と—・げる」「賞状を—・げてうしろにさがる」

  1. 慎みの心をもって、神仏や目上の人などに物をさし出す。たてまつる。献上する。「神前五穀を—・げる」「この小著を亡き母に—・げます」

  1. まごころや愛情を示して相手に尽くす。「戦没者の霊に黙祷 (もくとう) を—・げる」「変わらぬ愛を—・げる」

  1. 自分の持つすべてを惜しみなくある対象につぎこむ。「伝染病研究に一生を—・げる」

  1. 高くあげる。

    1. 「燕 (つばくらめ) 子産まむとするときは、尾を—・げて七度めぐりてなむ産み落とすめる」〈竹取

  1. 高い大きな声を出す。

    1. 「おとど御声を—・げて泣きののしり給へど」〈栄花・本の雫〉

出典:青空文庫

出典:gooニュース

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。

gooIDでログインするとブックマーク機能がご利用いただけます。保存しておきたい言葉を200件まで登録できます。