[副]

  1. 心にかけて。

    1. 「山越しの風を時じみ寝 (ぬ) る夜おちず家なる妹を―しのひつ」〈・六〉

  1. ちょっと。少しでも。

    1. 「この人の御ことをだに―聞き給ふは」〈・夕霧〉

  1. (下に打消し・反語の語を伴う)決して。いささかも。

    1. 「つれなく知らず顔にて、―思ひ寄らぬさまに」〈・夕顔〉

[連語]

  1. (「…にかけては」の形で用いる)…に関しては。…については。「早起きに掛けては彼の右に出る者はいない」

  1. (「…から…にかけて」「…から…へかけて」の形で)ある所・時から他の所・時まで、動作・状態が及ぶ意を表す。…にわたって。「この鳥は秋から冬に掛けて日本にやって来る」