[動ラ五(四)]
  1. 軽く触れて通り過ぎる。かすめる。「弾丸が耳を—・った」

  1. 上前をはねる。「賃金を—・る」

  1. かすり書きにする。

  1. 他人のものをちょっと利用する。

    1. 「その提灯の明りを—・り、妾 (わし) も隣の念仏講へ」〈伎・四谷怪談

  1. 容器の底にわずかに残っているものをこそげ取る。

    1. 「夕に米唐櫃 (こめがらと) を—・り」〈浮・禁短気・四〉

  1. ほのめかす。におわす。

    1. 「その人の名は言ひかねて、思ふあたりを—・らする」〈浄・万年草

[動ラ下二]かすれる」の文語形。

出典:青空文庫

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