撫で肩(なでがた)
の例文・使い方・用例・文例(2)
-
・・・おそろしく小さい男である。撫で肩で、それを自分でも内心、恥じているらしく、ことさらに肘を張り、肩をいからして見せるのだが、その気苦労もむなしく、すらりと女形のような優しい撫で肩は、電燈の緑いろを浴びて、まぎれもなかった。頸がひょろひょろ長く・・・
太宰治
「春の盗賊」
-
・・・ところが「その女の足ときたら――太くてまるで撫で肩の徳利を逆にしたようだ。」 時によると、女客が仰山な声で、「あら、いやだ。擽ったいわ!」などと叫んだ。「どう致しまして! これは……その、丁重に致しましたんで……」 或る・・・
宮本百合子
「マクシム・ゴーリキイの伝記」
goo辞書とは
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。