ぶんかいさん【文化遺産】
1 前代から現代に伝わってきた、また、将来継承されるべき文化・文化財。 2 世界遺産の分類の一。ベネチア、万里の長城、姫路城、原爆ドームなどが登録されている。世界文化遺産。→世界遺産
ぶんかえいが【文化映画】
劇映画に対して、人々の知識や教養を高めるのを目的として作られた映画。教育映画・科学映画など。
ぶんかかがく【文化科学】
《(ドイツ)Kulturwissenschaft》リッケルトの用語。事物の反復しない一回的個別性を超越的な価値に基づいて選択し記述する科学。対象の一般性を明らかにして法則を定立する自然科学に対していう。
ぶんかかくめい【文化革命】
政治革命に関連して、思想・行動・意識の変革を目ざす運動。中国の文化大革命がその例。
ぶんかかち【文化価値】
1 ある物が文化財としてもっている価値。 2 《(ドイツ)Kulturwert》リッケルトらの用語。真・善・美・聖・幸福などのように先験的で普遍妥当的な価値。
ぶんかくんしょう【文化勲章】
学問・芸術など文化の向上・発展に多大な貢献をなした人に授与される勲章。昭和12年(1937)に制定。橘 (たちばな) に勾玉 (まがたま) を配した形で、綬 (じゅ) (リボン)は淡紫色。受章者は原則として文化功労者の中から選考される。
ぶんかけん【文化圏】
宗教・風俗・習慣などに一致あるいは類似した特徴をもつ地域。
ぶんかこうろうしゃ【文化功労者】
学問・芸術上の業績を通じて文化の向上・発展に大きく貢献したと政府が認めた者を顕彰する制度。終身年金が支給される。昭和26年(1951)に文化功労者年金法により創設された。毎年1回、選考審議会が選んだ中から文部科学大臣が決定する。→文化勲章
ぶんかこっか【文化国家】
警察国家・法治国家などの理念に対して、文化の発展・向上を指導理念とする国家。19世紀中葉のドイツで成立した国家理念。
ぶんかさい【文化祭】
大学や高校・中学などで学生・生徒が主体となって、展示・講演・音楽・演劇などを催す行事。