もんじゅえ【文殊会】
文殊菩薩を供養する法会。毎年7月8日に諸国の寺院で行われたが、のち京都の東寺・西寺のものが有名になった。《季 夏》
もんじゅどう【文殊堂】
文殊菩薩の像を安置した堂。
もんじゅのちえ【文殊の知恵】
文殊菩薩のような、すぐれてよい知恵。「三人寄れば—」
もんじゅはちじほう【文殊八字法】
密教で、文殊菩薩を本尊とし、八字の真言をもって息災を祈願する修法。八字文殊。
もんじゅぼさつ【文殊菩薩】
《「文殊」は、梵Mañjuśrīの音写「文殊師利」の略。妙吉祥・妙徳と訳す》智慧を象徴する菩薩。普賢 (ふげん) 菩薩とともに釈迦如来の脇侍。僧形・童子形で、宝冠を頂く姿などに表され、独尊としては、獅子 (しし) に乗り、剣を持ち、眷属 (けんぞく) を従える。般若経典との関係が深い。