めいきょう-しすい【明鏡止水】
邪念がなく、澄み切って落ち着いた心の形容。▽「明鏡」は一点の曇りもない鏡のこと。「止水」は止まって、静かにたたえている水のこと。「鏡」は「けい」とも読む。
- 出典
- 『荘子そうじ』徳充符とくじゅうふ
- 句例
- 明鏡止水の心境
- 用例
- ただただ一切の思慮を捨ててしまって妄想や邪念が、霊智をくもらすことのないようにしておくばかりだ。すなわちいわゆる明鏡止水のように、心を磨き澄ましておくばかりだ。<勝海舟・氷川清話>
- 類語
- 虚心坦懐きょしんたんかい 風光霽月ふうこうせいげつ
- 対義語
- 意馬心猿いばしんえん