春泥(しゅんでい)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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・・・蕪村が書ける春泥集の序の中に曰く、彼も知らず、我も知らず、自然に化して俗を離るるの捷径ありや、こたえて曰く、詩を語るべし、子もとより詩を能くす、他に求むべからず、波疑って敢えて問う、それ詩と俳諧といささかその致を異にす、さるを俳諧を・・・
正岡子規
「俳人蕪村」
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・・・そしてその村からの帰りに道路の水溜りのいびつに歪んでいる上を、ぽいッと跳び越した瞬間の、その村の明るい春泥の色を、私は祖父の大きな肩の傾きと一緒に今も覚えている。祖父の死んだこの家は、私の母や伯母の生れた家で、母の妹が養子をとっていたもので・・・
横光利一
「洋灯」
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