出典:gooニュース
最古の伎楽面、仮面初の国宝へ 太安万侶の墓誌も 文化審議会答申
伎楽面(7世紀後半~8世紀前半)は木造が28面、乾漆造が3面で、飛鳥~奈良時代の現存最古の一群。伎楽は中国から朝鮮半島の百済(くだら)を経て伝えられた仮面劇で、平安時代に衰退したが、その後の日本の芸能に影響を与えたともいわれる。銅製の透彫(すかしぼり)など保存状態が良く、仮面文化史上、極めて価値が高いという。
太安万侶の銅板墓誌、国宝へ 最古級「伎楽面」も、文化審
文化審議会は21日、古事記の編者・太安万侶の銅板墓誌や、法隆寺から皇室に献納された最古級の仮面群「伎楽面」などの美術工芸品4件を国宝に、42件を重要文化財に指定するよう文部科学相に答申した。答申通り指定される見通しで、美術工芸品の重要文化財は1万953件(うち国宝916件)となる。 「太安万侶銅板墓誌」は41字が刻まれ、居住地や氏名、没年月日などが記されている。
最古の仮面を国宝に=太安万侶墓誌も―文化審答申
文化審議会(島谷弘幸会長)は21日、法隆寺に伝わった日本最古の仮面「伎楽面」や、古事記を編さんした太安万侶の墓誌など美術工芸品4件を国宝に指定するよう、文部科学相に答申した。重要文化財には琉球王国に仕えた士族の家系図「琉球家譜」など42件の指定を求めた。近く答申通り告示され、美術工芸品の重要文化財は1万953件(うち国宝916件)となる。
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