さいりょうしっこう【最良執行】
証券会社などの金融商品取引業者が、開示されている気配値や取引情報に基づいて、価格・費用・迅速性・執行可能性などさまざまな条件を総合的に勘案しながら、顧客にとって最良の条件で取引を執行すること。
さいりょうしっこうぎむ【最良執行義務】
金融商品取引法に基づいて金融商品取引業者等に課されている義務。証券会社などの金融商品取引業者は、有価証券の売買やデリバティブ取引に関する顧客の注文について、最良の取引条件で執行するための方針・方法を定め、公表し、それに従って注文を執行しなければならない。
さいりょうしょうこ【最良証拠】
刑事裁判で、検察官が被告人の有罪を立証するため裁判所に提出する、最も有力な証拠。ベストエビデンス。→最良証拠主義
さいりょうしょうこしゅぎ【最良証拠主義】
検察官は、被告人の有罪を立証するために有力な証拠を厳選して、裁判所に提出するべきだという、日本の刑事裁判における考え方。 [補説]審理の迅速化・効率化が図られる一方、被告人に有利な証拠が開示されないまま裁判が行われる可能性が懸念される。