月卿雲客の解説 - 三省堂 新明解四字熟語辞典

公卿くぎょうや殿上人てんじょうびとのこと。また、高位高官のこと。▽「月卿」は、もと天子を日に、臣下を月になぞらえて、大臣をいう。わが国では公卿をいう。「雲客」は殿上人のこと。
出典
『平家物語へいけものがたり』八
用例
然れども其の資材とする所は、概おおむね月卿雲客の私事にして、其の骨子とする所は、王公貴人の恋愛談の圏套けんとうを出でず。<高山樗牛・明治の小説>
類語
卿相雲客けいしょううんかく

月卿雲客の解説 - 学研 四字辞典熟語

公卿くぎょうと殿上人てんじょうびとのこと。転じて、身分の高い人のこと。
注記
「卿」は、三位さんみ以上の公卿のこと。「月卿」は昔、宮中を天、天子を日、公卿を月にたとえたところから、公卿のこと。「雲客」は、雲の上の人のことで、殿上人のこと。「月卿」を「げっきょう」、「雲客」を「うんきゃく」と読み誤らない。
用例
何故なぜかと申しますと良秀は、この多くの罪人の中に、上は月卿雲客げつけいうんかくから下は乞食非人まで、あらゆる身分の人間を写して来たからでございます。〈芥川龍之介・地獄変〉

月卿雲客の解説 - 小学館 大辞泉

公卿 (くぎょう) と殿上人 (てんじょうびと) 。

「―一人も随 (したが) はず」〈平家・一一〉

キーワード[身分・身元]の四字熟語

出典:青空文庫