ゆうきがん【有機岩】
⇒生物岩 (せいぶつがん)
ゆうきがんりょう【有機顔料】
有機化合物からなる色素を主体とする顔料。色素そのものが水に不溶であるフタロシアニン、金属とのキレート化合物をつくって不溶となるレーキ顔料などがある。
ゆうききんぞくかごうぶつ【有機金属化合物】
金属を含む有機化合物のうち、炭素との金属結合をもつもの。無機と有機との境界領域の化合物。有機水銀化合物・グリニャール試薬など。
ゆうきさいばい【有機栽培】
化学肥料や農薬を控え、有機肥料などを使って農作物や土の能力を生かす栽培法。
ゆうきさん【有機酸】
酸の性質を示す有機化合物。カルボン酸・スルホン酸・フェノール類など。天然にあるのは酢酸・酪酸・蓚酸 (しゅうさん) ・酒石酸・安息香酸など。⇔無機酸。
ゆうきジャスマーク【有機JASマーク】
農薬・化学肥料を使用しない、有機飼料を与える、食品添加物の使用を控えるなどの有機JAS規格を満たす農産物・畜産物・加工食品などにつける印。→ジャス(JAS)
ゆうきすいぎんざい【有機水銀剤】
炭素と水銀とが直接結合している化合物を主体とする薬剤。農薬・殺虫剤・殺菌剤・消毒剤などに用いられるが、人畜に対しても毒性が強いため、使用禁止となったものが多い。
ゆうきすいぎんちゅうどく【有機水銀中毒】
水銀の有機金属化合物による中毒。多量摂取による急性中毒は死に至る。農薬や産業廃棄物などの環境汚染による微量の摂取でも、中枢神経などに蓄積する。メチル水銀による水俣病 (みなまたびょう) はその典型的な例。
ゆうきたい【有機体】
生活機能をもち、有機物からなる組織体。生物のこと。
ゆうきたいせつ【有機体説】
社会は生物有機体のような構造をもつ有機的結合の実体であるとする社会理論。18、9世紀に西欧に発達。スペンサー・リリエンフェルト・シェフレなどによって主張された。