ゆうげんがいしゃ【有限会社】
商行為その他の営利行為を目的として、有限会社法によって設立された社団法人。平成18年(2006)の会社法施行に伴い、有限会社法は廃止され、法律上、従来の有限会社は株式会社となった。しかし会社整備法により、会社法施行以前から存続している有限会社については、特例有限会社として存続することもできる。
ゆうげんかじょ【有限花序】
花序の二大別の一。花が花軸の頂部から下方へ、または中心から外側へと順次咲いていくもの。単頂花序・鎌形(巻散 (けんさん) )花序・さそり状(互散)花序・岐散 (きさん) 花序などがある。⇔無限花序。
ゆうげんきゅうすう【有限級数】
項の数が有限個ある級数。
ゆうげんしゅうごう【有限集合】
要素が有限個ある集合。
ゆうげんしょうすう【有限小数】
小数点以下の桁 (けた) 数が有限である小数。→無限小数
ゆうげんせきにん【有限責任】
債務者の財産中の特定の物または一定額を限度として債務を支払えばよいとする場合の責任。⇔無限責任。
ゆうげんせきにんじぎょうくみあい【有限責任事業組合】
海外のLLPをモデルに導入された、事業組織の形態の一つ。個人または法人が共同で出資し事業を営むために設立する。出資者は出資額の範囲で責任を負い、組合員として事業上の意思決定および業務執行への参加が義務付けられている。法人格がないため法人税は課税されず、出資者への配当に直接課税される。日本版LLP。→合同会社
ゆうげんせきにんしゃいん【有限責任社員】
合資会社の社員のうち、会社の債務について、出資額の限度内で会社債権者に対し直接に連帯の責任を負う社員。→無限責任社員
ゆうげんせきにんちゅうかんほうじん【有限責任中間法人】
旧中間法人法に基づく法人形態で、中間法人の一種。法人の債務について、法人の社員は弁済の責任を負わないことから、設立時に最低300万円の基金を集める必要がある。一般社団・財団法人法の施行に伴い、中間法人法が廃止され、有限責任中間法人は一般社団法人へ移行した。
ゆうげんようそほう【有限要素法】
コンピューターで、複雑な構造物の変形・振動などを数値的に解析する手法の一。解析対象を、数学的に取り扱いが容易な細かい要素に分割し、要素間に境界条件を与え、偏微分方程式や連立方程式を解くことで全体のふるまいを解析する。FEM(finite element method)。