ちょうさん-ぼし【朝三暮四】
目先の違いにとらわれて、
結局は同じ結果であることを
理解しないこと。また、言葉巧みに人を欺くこと。転じて、変わりやすく一定しないことや
生計の
意味でも使われる。▽「暮四朝三
ぼしちょうさん」ともいう。
- 出典
- 『列子れっし』黄帝こうてい
- 句例
- 朝三暮四を見抜けない
- 用例
- 幕府の頽勢たいせいを建直さなければならないが、これも、堀田の意中は、朝三暮四、いつ豹変ひょうへんするかしれたものではない。<舟橋聖一・花の生涯>
- 類語
- 狙公配事 朝四暮三
- 故事
- 中国宋そうの狙公そこうが猿を飼っていたが、その猿たちにとちの実を朝三つ晩四つ与えると言ったら猿たちは怒ったが、朝四つ晩三つにすると言ったら喜んだという故事から。