朝臣（あそん）とは？意味・読み方・使い方

ブックマークへ登録

意味
例文
慣用句
画像

あそん【^▽朝^▽臣】
の解説

《「あそみ」の音変化。中・近世は「あっそん」とも》

１「あそみ（朝臣）」に同じ。

２平安時代以降、五位以上の人につけた敬称としての姓 (かばね) 。三位 (さんみ) 以上は氏 (うじ) の下につけ、四位 (しい) ・五位は諱 (いみな) の下につけた。「従一位徳川次郎三郎源朝臣家康（従一位＝位階、徳川＝名字 (みょうじ) 、次郎三郎＝通称、源＝氏 (うじ) 、朝臣＝姓、家康＝諱）」「正二位 (しょうにい) 織田右大臣平朝臣信長（正二位＝位階、織田＝名字、右大臣＝官位、平＝氏、朝臣＝姓、信長＝諱）」「従四位下 (じゅしいのげ) 伊達左近衛 (さこんえの) 権 (ごんの) 少将藤原綱宗朝臣（従四位下＝位階、伊達＝名字、右近衛権少将＝官位、藤原＝氏、綱宗＝諱、朝臣＝姓　※政宗の孫、仙台藩3代藩主）」

３（代名詞的に用いて）平安時代、宮廷貴族間で使われた、男子に対する呼び方。
1. 「—や、御休み所もとめよ」〈源・藤裏葉〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

朝臣のカテゴリ情報

出典：デジタル大辞泉（小学館）

［日本史］の言葉

［平安時代まで］の言葉

［その他の日本史の言葉］の言葉

朝臣の前後の言葉

朝臣の例文(3)

出典：青空文庫

･･･業平の朝臣、実方の朝臣、――皆大同小異ではないか？　ああ云う都人･･･芥川竜之介「俊寛」
･･･「清衡朝臣の奉供、一切経のうちであります――時価で申しますとな、･･･泉鏡花「七宝の柱」
･･･無し、前大膳大夫広元朝臣御使として神拝す、又御台所御参宮。十日、･･･太宰治「鉄面皮」

新着ワード

goo辞書とは

goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典（国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など）と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。