[名]朝に立つ霞。 春》「茶を呑めと鳴子引なり—/一茶
[枕]
  1. 八重に立ちこめ物がはっきり見えない意、また霞の立つ春の意から「八重」「ほのか」「春日 (はるひ) 」にかかる。

    1. 「—ほのかにだにや妹 (いも) に逢はざらむ」〈・三〇三七〉

  1. 鹿火 (かひ) (蚊火)の煙が霞のようにたなびく意から「かひ」にかかる。

    1. 「—鹿火屋 (かひや) が下に鳴くかはづ」〈・二二六五〉

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