
出典:gooニュース
直木賞受賞小説の新作歌舞伎「木挽町のあだ討ち」の見どころは?
4月の歌舞伎座・昼の部は、直木賞を受賞した永井紗耶子の小説『木挽町のあだ討ち』の歌舞伎化。小説と同じ物語だが、語られ方がまったく違う。原作は6章で構成され、あだ討ちが終わったところから始まり、ある人物が関係者をひとりひとり訪ねていき、彼らの回想によって、徐々に事件の全貌が分かるミステリー仕立て。6回シリーズのテレビドラマには向いているが、舞台劇にするのは難しいタイプの小説だ。
染五郎主演の新作歌舞伎『木挽町のあだ討ち』&幸四郎が三枚目と二枚目を勤める黒手組の助六! 歌舞伎座『四月大歌舞伎』昼の部観劇レポート
11時開演の昼の部では、市川染五郎主演の新作歌舞伎『木挽町(こびきちょう)のあだ討ち』、そして松本幸四郎が2役を勤める河竹黙阿弥作『黒手組曲輪達引(くろてぐみくるわのたてひき)』が上演されている。『木挽町のあだ討ち』2023年に直木賞、山本周五郎賞のW受賞を果たした永井紗耶子の同名時代小説が原作だ。齋藤雅文(新派文芸部)の脚本・演出により新作歌舞伎となった。
もっと調べる