1 紙・板・皿などの薄く平たいものを数えるのに用いる。「二、三―の紙」
2 原稿用紙の数を数えるのに用いる。ふつう400字詰めの原稿用紙を単位として数える。「五―ほどの随筆」
3 魚を数えるのに用いる。「ヘラブナを三―釣り上げる」
4 相撲で、その階級の人数を数えるのに用いる。「幕内を二―ふやす」
5 相撲の番付で、席次を数えるのに用いる。「三―上がる」
6 田や畑などの一区画を数えるのに用いる。「田一―を植える」
7 浄瑠璃・長唄で、太夫や唄方の人数を数えるのに用いる。「二挺 (ちょう) 三―」
8 近世の大判金・丁銀や近代の貨幣・銀貨など、貨幣の数を数えるのに用いる。「銀三拾―」
9 駕籠舁 (かごかき) の人数を数えるのに用いる。
「大坂より四―肩は二十四匁の定まり」〈浮・諸艶大鑑・六〉