[動ラ下一][文]か・る[ラ下二]
  1. 草木が、水分などがなくなり、生命を保つことができなくなる。花や葉が変色したり、落ちたりする。「作物が—・れる」「葉が—・れる」

  1. 張りやみずみずしさがなくなる。本来の勢いがなくなる。「やせても—・れても」

  1. 人物技術が練れて、深みが増す。円熟して、落ち着いた深い味わいが出てくる。「芸が—・れる」「—・れた人柄

  1. 技術製品などが、その登場から十分時間が経ち、すでに問題点が出尽くし、解決も済んでいる。最先端のものではないが、不測事態発生しにくく、安定して動作することを意味する。「—・れた技術

  1. 動物が死んで干からびる。

    1. 「葉のさま、花も、虫などの—・れたるに似て」〈・四〇〉

  1. 膿 (うみ) が出て、おできの表面が乾く。

    1. 「督 (かん) の殿の御瘡—・れさせ給ひつれど」〈栄花・峰の月〉

  1. 滅んでしまう。

    1. 「其人の徳にてらされて—・れぬ名をとどめしもあるに」〈鶉衣・蓼花巷記〉

出典:青空文庫

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