出典:gooニュース
格納容器外に初めて取り出した燃料デブリ 放射線量0.2ミリシーベルトと確認 基準値下回り作業継続へ 東京電力福島第一原発
福島第一原発で事故後初めて、格納容器の外に取り出された燃料デブリの放射線量が0.2ミリシーベルトと確認され、基準にしている1時間あたり24ミリシーベルトを下回ったことがわかりました。福島第一原発2号機では溶け落ちた核燃料=燃料デブリの試験的な取り出しが行われ、今月2日、5ミリほどの大きさの燃料デブリが格納容器の外に事故後、初めて取り出されました。
福島第1原発2号機 デブリ格納容器外に 東京電力、5日にも初回収判断
2日午前、先端の爪形器具がデブリをつかんだまま採取装置を引き抜き、格納容器外側にある収納箱に戻した。デブリから20センチ離れた距離で毎時24ミリシーベルト以下であると確認できれば、輸送用容器に入れて取り出す作業に移る。 収納箱に入れられたデブリは、構内にある「グローブボックス」と呼ばれる機器で重さなどを量る。
デブリ格納容器外に 原発事故後初、回収へ5日に線量測定
東電は2日、格納容器側面の貫通部から装置を引き抜く作業を続け、装置の押し込みに使ったパイプ2本を外すなどして約3メートル動かし、午前9時50分に収納箱に入れた。その後、格納容器から出る放射性物質を遮るため、貫通部手前に設置した「隔離弁」を閉じた。
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