楽屋裏(がくやうら)
の例文・使い方・用例・文例(2)
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どんな小説を読ませても、はじめの二三行をはしり読みしたばかりで、もうその小説の楽屋裏を見抜いてしまったかのように、鼻で笑って巻を閉じる傲岸不遜の男がいた。ここに露西亜の詩人の言葉がある。「そもさん何者。されば、わずかにまね・・・
太宰治
「猿面冠者」
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・・・ こんなところがまあ、当時の私の作品の所謂、「楽屋裏」であった。この紙袋の中の作品を、昭和八、九、十、十一と、それから四箇年のあいだに全部発表してしまったが、書いたのは、おもに昭和七、八の両年であった。ほとんど二十四歳と二十五歳の間の作・・・
太宰治
「十五年間」
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