がいねんじつざいろん【概念実在論】
普遍的概念を実体的なものととらえ、それを実在的な本質とする考え方。中世スコラ学でいう実念論はその一例。
がいねんず【概念図】
物事を説明する際に、話のあらましや事物の関係がわかるように描いた簡便な図。
がいねんてき【概念的】
[形動]個別性を問わず、概括的・抽象的にとらえるさま。物事について大まかに把握するさま。「—で具体性に欠けている解説」
がいねんほうがく【概念法学】
制定法の無欠陥性と論理的完結性とを仮定し、法令の条文を忠実に検討し、法概念の体系を形式論理によって構成することを法学の任務とする立場。19世紀後半から20世紀初頭にかけて欧州で主流であった法学傾向に対し、イェーリングが揶揄 (やゆ) 的に用いた言葉。
がいねんろん【概念論】
中世スコラ学における普遍をめぐる実念論と唯名論の論争を調停する立場。普遍は、個物を貫いている共通の本質が心に思い浮かべられて形成された概念であると主張された。代表者はアベラール。
がいねんげいじゅつ【概念芸術】
⇒コンセプチュアルアート
がいねんじっしょう【概念実証】
新しい着想や技術、基礎研究における発見などが実現可能であるかどうかを、簡易的または部分的に検証すること。ビジネスや研究開発の分野で、実用化への前段階として行われるほか、資金援助や予算獲得などの判断材料に利用される。コンセプト実証。プルーフオブコンセプト。PoC(proof of concept)。