よこやまえんたつ【横山エンタツ】
[1896〜1971]漫才師。兵庫の生まれ。本名、石田正見。花菱アチャコとコンビを組んだ漫才で人気を確立。喜劇俳優として、映画・舞台でも活躍した。
よこやまげんのすけ【横山源之助】
[1871〜1915]社会問題研究家。富山の生まれ。横浜毎日新聞の記者となり、都市下層社会や労働者の実態を調査し、「日本之下層社会」を著した。他に「内地雑居後之日本」など。
よこやましんとう【横山神道】
神道の一流派。江戸時代、神道学者横山当栄(当永)が唱道。
よこやまたいかん【横山大観】
[1868〜1958]日本画家。茨城の生まれ。本名、秀麿。岡倉天心・橋本雅邦に師事し、日本美術院の創立に参加。天心没後は再興日本美術院を主宰。朦朧体 (もうろうたい) とよばれる画風を試みるなど、日本画の近代化に大きな足跡を残した。また、水墨画でも新境地を開拓。文化勲章受章。
よこやまたいぞう【横山泰三】
[1917〜2007]漫画家。高知の生まれ。横山隆一の弟。痛烈な政治・社会風刺を得意とし、高い評価を得た。代表作は毎日新聞の連載「プーサン」、朝日新聞の連載「社会戯評」など。
よこやまはくこう【横山白虹】
[1899〜1983]俳人。東京の生まれ。本名、健夫。昭和2年(1927)より俳句雑誌「天の川」編集長を務め、同12年には「自鳴鐘 (とけい) 」を主宰して新興俳句運動を推し進めた。
よこやまへろ【横山辺ろ】
《「ろ」は接尾語》丘陵の続くあたり。「妹をこそ相見に来 (こ) しか眉引 (まよびき) の—の猪 (しし) なす思へる」〈万・三五三一〉
よこやままたじろう【横山又次郎】
[1860〜1942]地質・古生物学者。長崎の生まれ。東大教授。日本人として初の化石記載論文を発表したほか、古生物学の分類名や用語の日本語訳を創案した。著作に「古生物学綱要」など。
よこやまみつてる【横山光輝】
[1934〜2004]漫画家。兵庫の生まれ。本名、光照 (みつてる) 。時代・SF・歴史・少女漫画など幅広いジャンルの作品を手がけ、ストーリー展開の巧みさで多くの読者を得た。「鉄人28号」「魔法使いサリー」「バビル2世」などは、テレビアニメとしても好評を博す。他に「伊賀の影丸」「コメットさん」「三国志」など。
よこやまりゅういち【横山隆一】
[1909〜2001]漫画家。高知の生まれ。横山泰三の兄。昭和初期から漫画の地位向上に努めた牽引役の一人。かわいらしい絵柄とほのぼのとしたタッチで人気を集め、「フクちゃん」は戦前、戦後にわたり新聞に連載され、六大学野球の早慶戦では、早稲田大学のマスコットとしても親しまれた。