ひがきあや【檜垣綾】
檜垣2に菊花文様を織り出した綾。
ひがきかいせん【菱垣廻船】
江戸時代、江戸・大坂間の定期貨物船。積み荷が落ちないよう、左右の船べりにさくのように立てた垣立 (かきたつ) をひし形に組んだのでこの名がある。江戸の十組問屋 (とくみどいや) と大坂の二十四組問屋とに属し、江戸で用いる木綿・油・酒などの日用品や幕府・諸藩の荷物の運送に当たり、公の保護を受けていた。江戸末期には樽廻船 (たるかいせん) に圧倒されて衰退した。菱垣船。
ひがきとんや【菱垣問屋】
菱垣廻船を運用して江戸と大坂との間の荷物を廻漕した問屋。弘化3年(1846)からは、同年結成の九店仲間差配となった。菱垣廻船問屋。