[動カ五(四)]

  1. 言葉巧みにうそを言って、相手に本当だと思わせる。言いくるめる。だます。「敵を—・く」「まんまと—・く」

    1. 騙 (だま) す用法

  1. (「…をあざむく」の形で)…と負けずに張り合うほどである。…と紛れる。「昼をも—・く月光」「雪を—・く肌」

  1. 軽く扱う。ばかにする。

    1. 「この虚言の本意をはじめより心得て、少しも—・かず」〈徒然・一九四〉

  1. そしる。あれこれ非難する。

    1. 「もし教へすすむる人あれば、かへってこれを—・く」〈発心集

  1. 詩歌を吟ずる。興をそそられる。

    1. 「月にあざけり、風に—・く事たえず」〈後拾遺・序〉

[可能]あざむける

出典:青空文庫

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